🔥 当社AIが選択した株式戦略、テクノロジー大手、は5月までに+7.1%の上昇。株式がブームなうちに行動を起こしましょう。40%割引で開始

【ユーロ/円】 ECBの政策対応に対する期待感が高まる

発行済 2012-07-31 09:05
更新済 2023-07-09 19:32

ユーロ/円相場は、7月24日の94.12円をボトムに、足元では96円水準まで切り返している。欧州債務問題を巡る混乱状況は続いており、2000年11月以来のユーロ安・円高水準を更新した。ただ、ここにきて欧州中央銀行(ECB)などの政策対応に対する期待感が高まっていることで、ユーロ売り・円買いポジションの巻き戻しがやや優勢になっている。

ECBドラギ総裁は、独連銀のバイトマン総裁と近く協議を行うことが明らかになった。詳細は不明であるが、ECBが債券購入を含んだ新たな政策対応を導入するため、独連銀からの支持獲得を狙っている模様だ。欧州金融安定化基金(EFSF)による発行市場での国債購入なども検討されている模様であり、ECBとドイツ連銀が欧州危機の収束に向けて共同戦線を構築できるのかが試されることになる。ドイツ金融当局者からは、国債購入に否定的な発言も聞かれるが、ドラギ総裁は26日に「ユーロ存続のために必要ないかなる措置も取る用意がある」と明言しており、マーケットは政策対応に対する期待感を強めている。マーケットの期待感が維持される間は、ユーロが一時的に買い戻され易い状況になる。引き続き、欧州債市場の動向を注視したい。欧州債利回りの低下傾向にブレーキが掛かるようであれば、再びユーロ安が進むリスクに備えるべきだろう。

8月2日にはECB理事会が控えているが、今会合では利下げなどの大規模な緩和政策は見送られる可能性が高い。マーケットも特に今会合での政策対応は期待していないとみられるが、実際に緩和策が見送られた場合には一時的にユーロ売りが膨らむリスクはある。ドラギ総裁の発言で、マーケットは追加緩和の催促相場の様相を強めているだけに、ECB理事会はユーロに対してポジティブになる可能性は低く、逆にネガティブ効果に注意が必要だろう。

今後1週間の予想レンジは、95.00~97.25円。

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます